企業の支援や制度
改善の必要性
- 採算性の向上
- 企業は存続し、社会的責任を果たすのが使命である。経済環境変化のもとで、企業競争に打ち勝ち利益を上げ続けていかねばならない。
- 仕事の仕組み作り
- 手順に従った仕事のやりかた(仕事の仕組み)を正しく設計する。
自然発生的方法・自己流・とりあえずの方法では効率が悪い。 - 仕事の進歩
- 世の中の発展に伴って、仕事のやり方も進歩しなければならない。停滞するとやがて後退する。
- 課題(問題)は常に存在する
- 標準状態からの逸脱が常時起きる。理想を求めてレベルアップを。
- 人間性尊重のため
- 人を大事に!
改善に際しての心構え
- 積極的な態度
- 全ての仕事にはいろいろな方法があって1つの方法に満足しないで
探し求めて行けば必ず良い方法が見つかるのだということを
確信していること。 - 改善の手法
- 体系的に改善を進めていく為の手順を知る事。
多くのアイデアを生むためにその場に適した道具を使うこと。 - 人間的要素についての理解
- 改善案が正しく実施されるには関係者の感情や心理を配慮すること。
「人は変化に抵抗する」「人は新しい物に反抗する」「人は批判に反発する」 - 常に事実に基づいて判断する
- 過去の経験や他との比較からくる推理や願望と事実は往々にして食い違っている。それが改善を阻害していることが多い。どうしたらよいか分からないで困っている状態から抜け出す道は唯一「事実は何か」に戻ることである。
現場・現実・現物=3現主義 - 目的から目をはなさないこと
- 創造力を働かせること
- 関係者全ての理解と協力のもとに
5Sの進め方
- 5Sのねらい
- ■全ての生産性向上活動の基礎である。
■組織の活性度指数、課題共有の尺度。
■マインドを育て、モラルを良くし、モラールを上げる。
モラル – 道徳・倫理・良識
モラール – 目標を達成しようとする意欲や態度。勤労意欲。やる気。 - 5Sの意義
- ■整理、整頓、清掃、清潔、躾
整理 – 不必要なものをなくし、機能的環境をつくる
整頓 – 必要なものを整列し、秩序的環境をつくる
清掃 – きれいに掃除をし、気持ち良い環境をつくる
清潔 – 衛生的・品行的によい環境をつくる
躾 – 決められたことを正しく実行できるよう習慣つける - 5Sの効用
- ■安全職場の第一条件。主要因の除去。
■製品に対する信頼性を上げる。仕事のレベルへの連想。
■品質確保の基本。外乱の混入を防ぐ。
■コスト低減の基本。現場がよく見えて次の手が分かる。
■タイムリーな生産。管理対象アイテムの厳選。
■快適な職場作り。和気、美的雰囲気の醸成。
ムリ・ムダ・ムラ
- ムリ働き
- 疲労の原因となる動作や作業
- ムダ働き
- ゼニにならない売れない動作や作業
見方を変えれば本質的に役に立っていない - ムラ働き
- 一様でない働き方で、ムリ働き・ムダ働きを作り出す